噛み合わせとは、上下の歯が接触した状態のことを言いますが、本来上に14本、下に14本の歯があり それぞれが噛み合っています。奥歯は主に垂直的な噛みしめる力を負担する役目を、前歯は主に顎のスムーズな動きをコントロールする役目を持っています。何らかの理由で奥歯を失った場合 その噛みしめる力は残った歯に集中してかかっていきます。
そして次に負担に耐えられなくなった歯が抜けてしまい、その結果 さらに残っている歯の負担が大きくなり、さらに歯を失うという負の連鎖がおこっていきます。これが咬合の崩壊です。サッカーの試合を考えてみて下さい。11人対11人でする試合のうち 5人がさぼったり欠場したらどうなるでしょうか?残った6人もどんどん疲労し試合を最後まで続けることはできないでしよう。
噛み合わせの治療とは 欠場した選手を補充し、残っているすべての選手に良い仕事をさせるようにすることなのです。